過労死ラインとは?辛い残業に限界を感じたら逃げ出そう

座り込こむ女性

過労死というのは日本から生まれた概念とも言われていますが、現在では具体的な数値による基準が示されるようになりました。この水準を超えていくと健康障害のリスクが高まるため、改善が必要であると判断されるのと同時に、過労死や過労自殺の因果関係の判定にも用いられる概念であり労災予防のためにも必修の概念となっています。発症前の2か月間、ないし過去6か月間にわたって一か月あたり80時間を超える時間外労働、いわゆる残業を行っているかどうかというのが過労死ラインとして知られています。

これは毎日4時間程度の残業を行う状況が恒常的に続く状況の場合には満たしますし、休日出勤などが発生する場合にはより短時間の場合でも条件を満たすことになります。この過労死ラインを満たす形は本当にいろいろありますが、長期間の継続ではなくても直近一か月で100時間を超える残業が発生している状況についてもいわゆる過労死ラインに該当することになります。この状況は極めて深刻な身体の負担がかかる状況であり、心身に限界を感じる場合もあり得ます。実際に体調を崩したり、精神的に正常な判断が難しくなることもあり得ます。だからこそ危険な状態であると考えられており、過労死ラインとして一線を引いているのです。

サラリーマンとして働く場合は勿論ですが、この過労死ラインというものはよく知っておくことが大切です。どのような形であれ過重労働の状態が継続するというのは心身に多大な負担を強いることになります。それは健全な状態であるとは言えませんし、それが長く続くことによって様々な問題の発生原因になるというのが現実です。そのため、自分自身で業務時間を確認し、過労死ラインが見えてきたときには自ら注意をすることが大切です。それでも働くことを求める職場があるとすれば、それは非常に大きな問題をはらんでいるものであると言えます。
そのような状態では健全な仕事を行うことは困難ですので、つらいと感じる日々が続き、なおかつ出口が見えないと感じるようであれば逃げ出すことも考えておくべきです。過重労働の中で責任を感じすぎる人の中には逃げ出すよりも自殺を選んでしまうケースが実際にあます。これは健全な精神状態であるとは言えません。つらい残業に限界を感じた時には、それに命を懸けてまで向き合う必要はありません。そういった考え方が出来ないほど視野が狭まることもあるということを知っておきましょう。